【12月25日 Relaxnews】動物愛護団体などからの高まる非難をうけ、英国の上院(貴族院)がようやく上院レストランのメニューからフォアグラをなくすことに本腰を入れ始めた。

 上院付属の高級レストラン、ザ・バリールーム(The Barry Room)では、ごく最近まで季節の前菜としてフォアグラを7.5ポンド(約1030円)で提供していた。

 だが英メディアの報道によれば、国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)がガチョウに餌を無理やり食べさせて胃を10倍に膨らませて作るフォアグラは残酷だとして行っていた、上院レストランからのフォアグラ撤廃を求める運動を受け、フォアグラをメニューからはずしたという。

 下院のレストランは、すでにフォアグラの提供を廃止している。

 なお、先にフォアグラの生産・販売を禁じる法律が施行された米カリフォルニア(California)州では、法の抜け穴を利用したフォアグラ料理の提供という問題が持ち上がっている。(c)Relaxnews/AFPBB News