【10月7日 AFP】アイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)の客室乗務員が、目的地のイタリア南部バーリ(Bari)を「マフィアの街」と呼び、イタリア人乗客の反発を買っていたことが、6日のイタリア紙レプブリカ(La Repubblica)の報道で明らかになった。

 同紙地方版が伝えたところによると、ライアンエアの女性客室乗務員は乗客へのあいさつの中で、「パリのボーベ空港発、マフィアとサン・ニコラ聖堂の街バーリ行きの便にご搭乗いただき、ありがとうございます」とアナウンスしていたという。具体的な日付は明らかにされていない。

 乗客の若い女性はライアンエアとバーリ市市長に手紙を送り、「乗客をばかにした扱いに強い不快感を覚えた」と苦情を訴えるとともに、「バーリが位置しているプーリア(Puglia)州は、数年前に公的資金で空港を整備し、ライアンエアを支えてきたのに」と不満をあらわにした。(c)AFP