【8月9日 AFP】ロンドン五輪は8日、エクセル(ExCeL London)でレスリング・フリースタイル女子63キロ級決勝が行われ、伊調馨(Kaori Icho)は中国の景瑞雪(Ruixue Jing)を下し、3大会連続で金メダルを獲得した。

 この勝利で伊調は、女子選手の参加が認められた2004年アテネ五輪から3大会連続で金メダルを獲得した初の女性選手となった。

 同日行われたフリースタイル女子48キロ級決勝で小原日登美(Hitomi Obara)が金メダルに輝いており、日本勢はこの日だけで金メダルを2個獲得している。

 試合後に伊調は、「決勝でやりたいことをもう少しできれば良かったが、偉業を達成できてとても嬉しい。決勝ではタックルでポイントを取れたことが良かった」と語った。

 一方、2010年のレスリング世界選手権(FILA Senior World Wrestling Championships 2010)の59キロ級で優勝しているモンゴルのバトチェチェグ・ソロンゾンボルド(Battsetseg Soronzonbold)が、五輪では実施されない67キロ級で世界王者に3度輝いているカナダのマーティン・デュグレニエ(Martine Dugrenier)を破り、銅メダルを獲得した。

 3位決定戦のもう1試合では、ロシアのリュボフ・ボロソワ(Lubov Volosova)がポーランドのモニカ・ミハリク(Monika Michalik)に勝利し、銅メダルを獲得している。(c)AFP/Julian Guyer