【7月11日 AFP】単身者が増え、賃料も上がっている米ニューヨーク市(New York City)のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は10日までに、1~2人世帯向けのワンルーム・アパート建設の入札を行うと発表した。

 試験プロジェクトとして、マンハッタン(Manhattan)のキップスベイ(Kips Bay)地区にバスルームとキッチンの付いた26~28平方メートルの賃貸アパートを建設する。

 ニューヨーク市の1~2人暮らし世帯は180万世帯に上るが、ワンルーム・アパート(スタジオ)の数は100万室ほどしかない。

 同市のアパート賃料は以前にも増して高騰している。不動産会社調べでは、マンハッタンにあるスタジオ1部屋あたりの5月の平均月額賃料は、管理人がいないアパートで前年同月比7.9%増の2243ドル(約18万円)、管理人がいるアパートでは同4.4%増の2657ドル(約21万円)となっている。(c)AFP