【5月4日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元スター選手のジュニア・セアウ(Junior Seau)氏が、カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)の自宅で死亡しているのが発見され、検死を行ったサンディエゴ当局は3日、拳銃自殺と特定されたと発表した。

 NFLの名選手だったセアウ氏は2日、自宅で倒れているところを恋人に発見された。駆けつけた救急隊が蘇生措置を行ったものの、その場で死亡が確認された。

 遺書などは残されていなかったものの、検死の結果、セアウ氏は自殺した可能性が高いと断定された。当局は、自殺した正確な時間帯は不明だとしている。

 また当局は、選手時代に負った外傷と自殺の因果関係を調べるために脳検死解剖を行うかどうか、セアウ氏の家族の判断を待っている段階であると説明した。

 家族や友人は、セアウ氏が精神的に衰弱している様子は見られなかったと証言しているが、最近の研究結果でNFL選手や他のスポーツ選手が受ける様々な衝撃や脳震盪(しんとう)は、後に鬱(うつ)につながる可能性があることが指摘されている。(c)AFP