【9月3日 AFP】欧州サッカー連盟（Union of European Football Associations、UEFA）は、サッカーヨーロッパリーグ2011-12（UEFA Europa League 2011-12）のグループリーグにFCシオン（FC Sion）に代わってセルティック（Celtic）が出場すると発表した。

　セルティックは、ヨーロッパリーグのプレーオフの2試合でFCシオンが出場資格のないパスカル・フェンドゥーノ（Pascal Feindouno）、ガブリ（Gabri）、マリオ・ムッチュ（Mario Mutsch）、ジョゼ･ゴンサウベス（Jose Goncalves）、ビリー・ケトケオフォムフォン（Billy Ketkeophomphone）の5選手を起用していたと抗議し、試合の無効を訴えていた。FCシオンは、この2試合の合計スコアを3-1としてグループリーグ出場を決めていたが、UEFAはセルティック側の抗議を認めた。

　FCシオンは3年前、エジプト人ゴールキーパー（GK）のエッサム・エル・ハダリー（Essam El-Hadary）を獲得した際、国際サッカー連盟（Federation Internationale de Football Association、FIFA）の定める移籍ルールを破ったとして、移籍活動を禁止されていた。上記5選手は、移籍活動再開の許可なく獲得した選手であるため、出場資格がないとされている。

　セルティックは、FCシオンが属していたグループIで、アトレティコ・マドリード（Atletico de Madrid）、ウディネーゼ（Udinese）、レンヌ（Stade Rennes FC）と対戦する。(c)AFP