エジプト、「ネフェルティティの胸像」返還を独に正式要求
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【1月25日 AFP】エジプト政府は24日、ドイツ・ベルリン(Berlin)の新博物館(Neues Museum)に展示されている古代エジプト王妃ネフェルティティ(Nefertiti)の胸像の返還を正式にドイツに申し入れた。
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長がドイツ考古学協会(German Archaeological Institute)のヘルマン・パージンガー(Hermann Parzinger)会長に宛てた文書のなかで、胸像の返還を正式に求めた。「正式要求」はエジプトのアハマド・ナジフ(Ahmed Nazif)首相やファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相らも認めているものだ。
約3400年前に作られたネフェルティティの胸像は、1912年にドイツ人考古学者ルートウィヒ・ボルヒャルト(Ludwig Borchardt)がナイル(Nile)川沿岸で発掘した。
エジプト側の主張によると、胸像の希少性や美しさに加えて歴史的な価値をその場で認識したボルヒャルトは、胸像を不法にエジプトから持ち出しドイツに持ち帰った。
エジプトは1930年代から胸像の返還を求めてきたが、当時のナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を始め、以後のドイツ指導者らも、胸像は1913年に合法に購入したものだと主張し、返還を拒否してきた。
歴史的な美女とうたわれるネフェルティティの胸像は、エジプトの文化遺産の一部としてエジプト政府が外国政府に返還を求めている主要美術品5点のうちの1つ。(c)AFP
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エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長がドイツ考古学協会(German Archaeological Institute)のヘルマン・パージンガー(Hermann Parzinger)会長に宛てた文書のなかで、胸像の返還を正式に求めた。「正式要求」はエジプトのアハマド・ナジフ(Ahmed Nazif)首相やファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相らも認めているものだ。
約3400年前に作られたネフェルティティの胸像は、1912年にドイツ人考古学者ルートウィヒ・ボルヒャルト(Ludwig Borchardt)がナイル(Nile)川沿岸で発掘した。
エジプト側の主張によると、胸像の希少性や美しさに加えて歴史的な価値をその場で認識したボルヒャルトは、胸像を不法にエジプトから持ち出しドイツに持ち帰った。
エジプトは1930年代から胸像の返還を求めてきたが、当時のナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を始め、以後のドイツ指導者らも、胸像は1913年に合法に購入したものだと主張し、返還を拒否してきた。
歴史的な美女とうたわれるネフェルティティの胸像は、エジプトの文化遺産の一部としてエジプト政府が外国政府に返還を求めている主要美術品5点のうちの1つ。(c)AFP
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