メキシコのリゾート地で頭部のない15遺体見つかる
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【1月10日 AFP】メキシコ当局は9日、麻薬抗争がらみの事件で8~9日の2日間だけで51人が殺害されたと発表した。
当局の統計によると、南西部ゲレロ(Guerrero)州、北東部チワワ(Chihuahua)のほか首都メキシコ市(Mexico City)でも、車からの銃撃や処刑などで殺害された遺体が相次いで発見された。
なかでも8日、リゾート地アカプルコ(Acapulco)のショッピングセンター脇の路上で頭部を切断された15遺体が見つかった事件は、凄惨(せいさん)を極める。遺体の頭部は、近くにまとめて捨てられていた。犠牲者には17歳の少年2人が含まれていたという。
この事件は、2008年8月に東部ユカタン(Yucatan)州の州都メリダ(Merida)郊外で頭部のない12遺体が発見された事件を超える集団殺害事件となった。メリダの事件は、麻薬組織「ロスセタス(Los Zetas)」による犯行とされている。
メキシコ政府は5年前から、軍5万人を投入して麻薬組織の撲滅に取り組んでいる。(c)AFP
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