【12月16日 AFP】ウクライナの「オレンジ革命(Orange Revolution)」の立役者の1人、ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相に対し、同国検察当局は15日、職権乱用容疑で捜査を開始した。ティモシェンコ前首相は首都キエフ(Kiev)を離れることを禁じられたという。

 ティモシェンコ前首相はこれに先だって、京都議定書に基づいてウクライナの余剰排出枠を売却した際の代金を不正流用した容疑で当局の捜査を受けたことを明かしていた。前首相は今年初めの大統領選で、親ロシア派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏(現大統領)に敗北した後、首相職を解任された。(c)AFP

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