【11月26日 AFP】ドイツ東部の街グンパーダ(Gumperda)で、日曜大工が趣味の男性(64)が、誤って自分がいる地下室のドアを封鎖し、出られなくなるという珍事があった。

 警察が25日明らかにしたところによると、年金生活者のこの男性は、何を思ったのか、自宅の地下室の入り口を封鎖しようと考え、レンガやセメント、それに食料と飲み物を手に地下室に降り、作業を始めた。ところが、地下室のドアの封鎖作業を完了した時、男性は初めて、自分が封鎖したドアの内側にいることに気づいた。

 男性は週末、地下室に閉じ込められたまま思案していたが、22日になって脱出を決意。電動ドリルで壁に穴を開け始めた。だが、穴を開けたのは自宅の壁ではなく、隣家の防火壁だった。

 防火壁から電動ドリルの音が響いてきたことに驚いた隣家の住人が警察に通報。駆けつけた警察官が防火壁の前で待機していたところ、男性が自分の開けた穴から現れた。隣家の住人と男性は、数か月前からけんか状態にあったという。(c)AFP