【9月15日 AFP】イスラエル政府は14日、米マイアミ(Miami)在住の男性からツイッター(Twitter)のアカウント「@israel」を買い取ったことを明らかにした。

 在マイアミ・イスラエル総領事館のポール・ヒルシェゾン(Paul Hirschson)副総領事はAFPに対し、次のように語った。「わがイスラエル政府は、ツイッターのアカウントに『@israel』を使用したいと考え、これを使用している人がいないか調査した」

 その結果、イスラエル・メレンデス(Israel Melendez)という人物に行き当たった。だが、この人物は、ポルノサイトも運営していた。これについてヒルシェゾン副領事は、「イスラエル国家にとっては、彼がどういう人物であるか、アカウントをどのようなサイトに使用したかはさほど重要なことではない。イスラエルというアカウントが欲しかっただけ」と述べた。

「正直言って、この人物が他の活動(=ポルノサイトの運営)もしていることには全く気付かなかった」とも付け加えた。

 購入金額は明らかにされていないが、ヒルシェゾン副領事は「合理的な金額」だったとしている。「彼は、妻と子どもたちを連れて高級レストランに行き、豪華なディナーを楽しみたい、と言っていたよ」

 なお、アカウントを売ったイスラエルさんは米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、このアカウントは基本的に使用していなかったと語った。「イスラエル関連のアカウントだと思われてしまい、反ユダヤ感情をあらわにしたコメントが毎日どっさりと送られてきたから」だという。(c)AFP