【7月3日 AFP】米人気タレントのパリス・ヒルトン(Paris Hilton)さん(29)が2日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の観戦後、マリフアナを所持していた疑いで一時拘束された。

 ヒルトンさんと、友人で成人向け娯楽雑誌プレイボーイ(Playboy)の元プレイメイト、ジェニファー・ロベロ(Jennifer Rovero)さん(31)の2人は、ポートエリザベス(Port Elizabeth)で行われた準々決勝のオランダ対ブラジル戦の終了後、マリフアナのジョイントを所持していたとして逮捕された。

 2人は約6時間後の午前0時20分に、W杯用に設置されている特別裁判所のひとつに出廷したが、ヒルトンさんは不起訴処分となった。

 判事はヒルトンさんを「被告人1番」とだけ呼び、「あなたに対する起訴を取り下げます」と述べた。それに対しヒルトンさんは、「裁判長、ありがとうございます」と返答し、3分で法廷を後にした。

 ヒルトンさんは、予定より30分ほど早く法廷に到着。ライオンがプリントされた白いTシャツに緑のパンツ、茶色のブーツといういでたちで、髪を2つに分けて結っており、リラックスした様子で周囲に笑顔を見せていた。

 審理が開始するまでの待ち時間には、国際サッカー連盟(FIFA)のバッジを付けた人たちが、ピザ7枚、ドリンク12個と水6本を控室に運び込んでいた。

 ちなみに、拘束時にマリフアナを持っていた友人のロベロさんは有罪となり、30日間の禁固刑か、1000ランド(約1万1000円)の罰金の選択を迫られた。ロベロさんは罰金を支払った。(c)AFP/Nick Reeves

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