【12月9日 AFP】台湾南部・台南(Tainan)市の検察当局は7日、ライバル政治家のカツラを取り去り、その際の写真を自らの名刺に載せて配ったとして、地元政治家を名誉棄損の罪で起訴した。

 起訴されたのは、民主進歩党(Democratic Progressive Party)の黄永田(Huang Yong-tian)被告。黄被告は前年、ライバルである国民党(Kuomintang)の邱毅(Chiu Yi)議員のカツラを取り去り、その様子を撮影した写真を名刺に載せ、今年4月の台南市議選に出馬した際に配ったというもの。検察当局によると、この行為が名誉棄損にあたるという。

 黄被告はすでに今年10月、カツラを取った行為で禁固5月の判決を受けている。この裁判で黄被告は間違えただけだと主張していた。(c)AFP