チョコを食べて長生き、心疾患の死亡リスクを3倍軽減
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【8月14日 AFP】心臓発作の病歴がある人は、週に2-3回チョコレートを食べることで全く食べない場合に比べ、心疾患で死亡するリスクを約3倍軽減できる。少量でも効果は薄れるものの、全く食べないよりは効果的。このような研究が医学誌「Journal of Internal Medicine」9月号に発表された。
スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)のImre Janszky氏が率いる研究チームは1990年代初め、ストックホルム(Stockholm)県在住で初めて心臓発作を起こして入院した患者のうち、糖尿病を患っていない45-70歳の男女1169人を対象に追跡調査を行った。
退院前に過去1年間の食習慣について聞き、チョコレートを食べる頻度も調査した。退院3か月後に健康診断を実施し、その後8年間経過を観察した。その結果、心臓発作による死亡はチョコレート消費量に反比例することが分かった。この傾向は性別、年齢に関係なくあてはまった。
チームの1人はAFPの取材に電子メールで回答し、カカオに含まれる抗酸化物質が寄与しているのではないかと指摘した。
抗酸化物質は、ゆっくりと体内に蓄積して細胞に損傷を与えうる「フリーラジカル」と呼ばれる分子から細胞を守る働きがあり、心疾患、がん、老化などに効果があると考えられている。
研究結果を裏付けるための臨床試験が必要だと研究チームは指摘している。(c)AFP/Marlowe Hood
スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)のImre Janszky氏が率いる研究チームは1990年代初め、ストックホルム(Stockholm)県在住で初めて心臓発作を起こして入院した患者のうち、糖尿病を患っていない45-70歳の男女1169人を対象に追跡調査を行った。
退院前に過去1年間の食習慣について聞き、チョコレートを食べる頻度も調査した。退院3か月後に健康診断を実施し、その後8年間経過を観察した。その結果、心臓発作による死亡はチョコレート消費量に反比例することが分かった。この傾向は性別、年齢に関係なくあてはまった。
チームの1人はAFPの取材に電子メールで回答し、カカオに含まれる抗酸化物質が寄与しているのではないかと指摘した。
抗酸化物質は、ゆっくりと体内に蓄積して細胞に損傷を与えうる「フリーラジカル」と呼ばれる分子から細胞を守る働きがあり、心疾患、がん、老化などに効果があると考えられている。
研究結果を裏付けるための臨床試験が必要だと研究チームは指摘している。(c)AFP/Marlowe Hood