【6月8日 MODE PRESS】東京オペラシティアートギャラリーで現在、「6+アントワープ・ファッション(6+ Antwerp Fashion)」を開催している。1980年代に登場した代表的な6人のデザイナーを中心に、世界が注目するアントワープのデザイナーを日本で初めて紹介する展覧会だ。

■6+(シックス・プラス)とは?

 “6”は、1980年代に登場した「アントワープの6人」の、ダーク・ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)、アン ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries van Noten)、ディルク・ヴァン・サーヌ(Dirk Van Saene)、マリナ・イェー(Marina Yee)のこと。そして“+”とは、6人と共に語られることの多いマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)と次世代のデザイナーたち、またデザイナーと創造的なコラボレーションを行う写真家やスタイリスト、メイクアップアーティストらクリエーターを意味している。

■世代ごとに3つのコンテナで作品を紹介
展示は時代を追ってデザイナーの作品を紹介する3部構成。

BOX1:「アントワープ王立美術アカデミー、ファッション学科」
1963年のファッション学科設立から80年代に活躍するデザイナーを輩出する土壌が培われた時代を紹介している。

BOX2:「アントワープ・シックスとメゾン・マルタン・マルジェラ」
1981年以降に政府助成のもと若手デザイナーが活躍し始める時代に焦点を当てた。ここで、アントワープ・ファッションの一大転換点を築いた“6+”が登場。国際的メディアの注目を集めるに至った経緯を紹介する。

BOX3:「新世代のデザイナーたち」
ラフ・シモンズ(Raf Simons)やクリス・ヴァン・アッシュ(Kris van Assche)など、力ある第二世代として、アントワープ・ファッションの前衛性を継承するデザイナーの作品を紹介する。アントワープ・シックスを筆頭とする代表的デザイナーから未来を担うデザイナーまで一同に紹介している。

 多くのジャーナリストやバイヤーから高い評価を受けるアントワープ・ファッションに触れる絶好の機会だ。6月28日までと会期は残りわずかだけれど、金・土は20時まで開館している。ぜひぜひ足を運んでみては?(c)MODE PRESS

【開催概要】
「6+アントワープ・ファッション」
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)
会期:4月11日(土)~6月28日(日)、月曜休館
会館時間:11:00-19:00(金、土は20:00まで)
入場料:一般1000円/大・高校生800円/中・小学生600円
お問い合わせ:03-5350ー756

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