イラク少女暴行殺害事件、首謀者元米兵に無期懲役
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【5月22日 AFP】バグダッド南部のマハムディヤ(Mahmudiyah)で2006年3月に駐留米軍兵士がイラク人の少女を暴行し、少女を含む家族4人を殺害した事件で、米ケンタッキー(Kentucky)州の連邦裁判所の陪審員団は21日、事件の首謀者である元米国陸軍兵卒スティーブン・グリーン(Steven Green)被告に対し、無期懲役の有罪評決を言い渡した。これにより、同被告は死刑を逃れることになる。
女性9人と男性3人からなる陪審員団は20日から21日にかけて10時間にわたり協議を行ったが、全員一致の死刑評決には至らなかった。その結果、グリーン被告は仮釈放なしの無期懲役の評決を受けることになった。
同裁判所の判事は、9月4日に量刑を言い渡す予定。
グリーン被告は事件発覚前に「人格障害」を理由に除隊処分を受けていたため、軍法会議ではなくケンタッキー州の連邦裁判所で裁かれた。
同事件の共犯者である他の米兵3人には、暴行などの罪で無期懲役の判決が下されている。兵士らはマハムディヤの検問所で酒を飲んでカード遊びをしていた際に、犯行を計画したとされる。(c)AFP/ Donna Groves
女性9人と男性3人からなる陪審員団は20日から21日にかけて10時間にわたり協議を行ったが、全員一致の死刑評決には至らなかった。その結果、グリーン被告は仮釈放なしの無期懲役の評決を受けることになった。
同裁判所の判事は、9月4日に量刑を言い渡す予定。
グリーン被告は事件発覚前に「人格障害」を理由に除隊処分を受けていたため、軍法会議ではなくケンタッキー州の連邦裁判所で裁かれた。
同事件の共犯者である他の米兵3人には、暴行などの罪で無期懲役の判決が下されている。兵士らはマハムディヤの検問所で酒を飲んでカード遊びをしていた際に、犯行を計画したとされる。(c)AFP/ Donna Groves