【4月21日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に20日、1試合の無観客試合処分が科された。無観客試合は5月3日にホームで行われるレッチェ(US Lecce)戦となる。

 18日にホームで行われたインテル(Inter Milan)戦でマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)に対し、一部のファンから人種差別行為があったとして同処分が下された。

 ガーナ移民の両親を持ち、U-21イタリア代表にも選ばれているインテルのバロテッリは、ユベントス戦で人種差別的な歌の対象となった。しかし、バロテッリはユベントスの熱狂的なファンから怒りを買っている。

 バロテッリはユベントスのティアゴ(Tiago Alexandre Baptista Ferreira)の退場に関与していた。ティアゴは、試合中にタッチライン際でボールをキープしていたインテルのサリー・ムンタリ(Sulley Muntari)とバロテッリを蹴り、退場処分となった。

 ユベントスはすぐさまバロテッリをののしったファンを非難したが、イタリアのスポーツ裁判所のジャンパオロ・トセル(Gianpaolo Tosel)裁判官は、処分に関し、クラブ側には人種差別な歌を防ぐためにもっとすべきことがあったと話している。(c)AFP