【1月20日 AFP】中国国防省の胡昌明(Hu Changming)報道官は20日、国防白書「2008年中国の国防(China's National Defence in 2008)」の発表会見の席で、台湾とチベット(Tibet)自治区、さらに新疆ウイグル(Xinjiang Uighur)自治区の「分離独立派は依然として中国の安全保障にとっての脅威だ」と強調した。

 同報道官は中国政府の軍事的最優先事項を説明する中で、これら3地域の名前を挙げ「台湾、東トルキスタン(新疆ウイグル)、チベットやほかの地域の分離独立派の動きは、国にとって大きな軍事的脅威となっており、わが国の安全保障機構に挑戦している。これらの問題について、妥協も容認もできない」と述べた。

 国防白書で中国政府は、国防増強を行う中で「純粋に防衛的な」方針を維持すると保証している。(c)AFP