【3月10日 AFP】サッカー、イングランド・FAカップ2007-08(FA Cup 2007-08)・準々決勝、ミドルスブラ(Middlesbrough FC)vsカーディフ・シティ(Cardiff City)。試合はカーディフが2-0で勝利し、準決勝進出を決めた。

 チャンピオンシップ・リーグ(2部)のカーディフは、格上と見られていたプレミアリーグのミドルスブラを降し、今大会に新たな衝撃を与えた。

 デイヴ・ジョーンズ(Dave Jones)監督が指揮を執るカーディフは、前半に挙げたピーター・ウィッティンガム(Peter Whittingham)とロジャー・ジョンソン(Roger Johnson)のゴールにより敵地リバーサイド・スタジアム(Riverside Stadium)でミドルスブラを下し、現地8日の準々決勝で勝利を収めたバーンズリー(Barnsley)とポーツマス(Portsmouth)に続いて4強入りを決めた。

 81年ぶりにFAカップの準々決勝に駒を進めたカーディフは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とチェルシー(Chelsea)が敗れる波乱が生じた8日の試合に触発されたかのようなプレーを見せた。

 1926-27年大会で優勝を果たし、イングランド以外のクラブで唯一FAカップを掲げているカーディフは、この結果によりプレミアリーグ勢はポーツマスを残すのみとなった今大会で再び優勝できると確信することになるだろう。

 ジョーンズ監督は「私のキャリアにおいて最高の瞬間だ。常々1927年のことは口に出さないようにしているが、我々は自らの歴史を作ろうと努めており、それにふさわしい選手が揃っている。帰りの飛行機は風ではなく我々のせいで揺れることになるだろう。カーディフは刺激的な雰囲気だろうね。総合的に判断してミドルスブラのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督には何の不満もないと思う。我々は良いプレーをし勝利に値した。ポテンシャルを発揮し、休養をとって試合に臨めばチャンスがあることは分かっていた。試合開始10分過ぎから一対一の局面で良いプレーが見られだすようになり、守るべき時には守ることができた」と語っている。(c)AFP