【3月10日 AFP】(一部更新)ロシア極東のサハリン(Sakhalin)で9日、人々が穴釣りを楽しんでいる最中に氷盤が漂流し、オホーツク海(Sea of Okhotsk)上に数百人の釣り客が取り残された。

 同日のタス通信(ITAR-TASS)とインタファクス(Interfax)通信によると、ヘリコプター数機とボート数隻が出動し、750人以上を救出した。ロシア非常事態省によると、現在は国境警備隊のMi-8ヘリコプター1機が、ほかに取り残された人がいないかを上空から確認中という。

 回遊してくる魚を狙った地元の釣り愛好家が溶けかかった氷の上で釣りをするため、このような救出劇は一種の春先の風物詩になっているという。(c)AFP