【2月27日 AFP】玩具大手セガトイズ(Sega Toys)は26日、音声ナビゲーションにより効率のよい運動強度を促すイヤホン型運動機器「カラダトレーナー」を4月26日に発売すると発表した。

 國分功(Isao Kokubun)代表取締役社長によると、同社はこの製品によって新事業分野「医療エンターテインメント」を立ち上げることを目指しているという。同社長は記者団に対し、大人も楽しめるエンターテインメントを推進してきたとし、同製品は楽しみながら健康になれる大きな可能性を秘めていると語った。

 世界有数の長寿国である日本では、玩具メーカーがこぞって大人を対象とする動きがみられる。

 「カラダトレーナー」は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスの3モードの中から好みのプログラムを選ぶと、リズミカルな音楽と女性の声が運動をナビゲートしてくれる。

 25分間のジョギングプログラムでは、ウオーミングアップを促す音声で運動を開始。測定された心拍数と使用者の年齢に応じて運動の強弱をアドバイスする。

 販売予定価格は5775円で、年間30万個の販売を目指す。

 開発を担当した伊丹由和(Yoshikazu Itami)工学博士は、最大限の効果を引き出すよう運動することが大切だと指摘する。中高年齢者はハードに運動するほど効果的だと考えがちだが、ハード過ぎると事故の原因になりかねず、ゆっくりすぎると効果がない。自身の体とコミュニケーションがとれるシステムが必要なのだという。(c)AFP