【1月10日 AFP】治安悪化などを理由に中止となった第30回ダカールラリー2008(Dakar rally 2008)の代替開催にチリが興味を示し、大会を主催するASO(Amaury Sports Organization)に開催要請文書を送付する準備ができていることが明らかとなった。9日にチリ政府高官が明らかにした。

 スポーツ省のJaime Pizarro氏は、「モータスポーツ関係者のニーズを満たすことが我々の意向だ」と語り、政府観光局のOscar Santelices氏は「ASOの判断が最も重要だ。我々は正式に開催要請文書を送付する準備を進めている」と語った。

 Santelices氏は、チリはダカールラリー開催のための安全面、インフラ設備、コース面で必要とされる条件を満たしているとの見解を示した一方で、チリとの共同開催の可能性を除外していないことを認めた。

 またSantelices氏は、アルゼンチンがすでに代替開催要請のためフランスに関係者を派遣しているが共同開催の選択肢は残っているとの見解を示し、「どこからスタートし、どこにゴールするのかはASOが決定するが、まずはレースを南アメリカに招致することが先決だ」と付け加えた。(c)AFP