【12月14日 MODE PRESS】上海でベスト・インターナショナル・デザイナー賞を受賞し、3週間にわたる中国滞在を終えたばかりのダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)は10日、ニューヨーク市内でアメリカン・エキスプレス(American Express)が主催するトーク・イベントに参加した。

 進行役はイン・スタイル(In Style)誌エディターのハル・ルービンスタイン(Hal Rubenstein)。会場となったスタジオには、550ドル(約6万1500円)の参加費用を払った観客60名が集まった。

■色は魔法

 ルービンスタインは「ダイアン・フォン・ファステンバーグは、今までに出会った人の中でも最高にセクシーな女性のひとり。自尊心はどんな保湿液にも勝るってことを彼女は証明している」とファステンバーグを絶賛。ラップドレスは、どんな女性にも似合うアイテムだと語った。

 ダイアンは「色は魔法みたいなもの。もし庭が白黒だったらどう思う?美しいとは言えないと思うわ」と語り、女性たちに“安全地帯”から抜け出すようアドバイス。さらに、ダイアンのユーモアは上海から戻ったばかりの時差ぼけを一切感じさせないほど冴えわたる。「ご存じない方々に申し上げるとするならば、ここはミートパッキング・ディストリクト(ニューヨークのショッピング街)よ。日本のバスツアーがよく『ここがダイアン・フォン・ファステンバーグが住んでいる場所です』なんて紹介しているわ」

■過酷なスケジュール

 ダイアンは自身がデザインしたアイテムをを試着する女性客たちを嬉しそうに眺める。「どこへ行っても女性客がいることを誇りに思うし、とても嬉しいわ」とダイアン。

 ニューヨーク・コレクションから現在までの過酷なスケジュールを振り返り「今年の9月からずっと、同じ場所に3日と続けて泊まった日はなかったわ。しょっちゅう夜中に起きたし、自分がどこにいるのかも分からなかった」とダイアン。今は、ホリデー・シーズンに出かける予定のスキーが楽しみだという。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS