【9月17日 AFP】イラク駐留米軍は16日、イスラム教スンニ(Sunni)派の部族長アブドルサッタール・アブリシャ(Sattar Abu Reesha)氏の殺害にかかわったとされる容疑者を逮捕したと伝えた。

 容疑者は国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーで、アブリシャ氏が同国西部アンバル(Anbar)州の自宅付近で車両爆弾によって殺害された2日後の15日に、バグダッド北方の町バラド(Balad)で拘束された。

 アブリシャ氏はアンバル州でのアルカイダ掃討に尽力した人物で、イラクのアルカイダ勢力との戦いにおいて、米国の重要な協力者だった。

 一方、同国では16日、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」にあたり、治安部隊と、宗派間対立を抑えることを目的とした米軍による警備が強化されていたにもかかわらず、爆撃や銃撃戦が発生、少なくとも20人が死亡した。(c)AFP/Jay Deshmukh