ユーロが対ドル最高値、1ユーロ=1.3920ドルを記録
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【9月13日 AFP】13日の欧州為替市場で欧州単一通貨ユーロは、対ドルで過去最高値の1ユーロ=1.3920ドルを記録した。米国の景気後退に対する懸念や利下げ観測が強まり、ユーロ買い・ドル売りが入った。
米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)は次週、短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利を1年以上据え置かれている現在の5.25%から引下げる見通し。米国の景気後退を示す指標や低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)問題を発端とする世界的な信用収縮が背景にある。
1999年1月1日に欧州単一として誕生したユーロ。現在は13か国が採用している。当初からの導入国はオーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペインの12か国。
このほか、2004年に欧州連合(EU)の承認を受けたスロベニアが2007年1月1日、ユーロ圏に加わった。さらに、2008年1月1日にはキプロスとマルタの導入も決定している。
一方、EU加盟国ながらユーロに未参加なのは、英国、デンマーク、スウェーデンなど計14か国。
■ユーロの主な歩み
1998年12月31日:
各国通貨に対するユーロ交換レート発表。欧州通貨単位(European Currency Unit、ECU)が1対1のレートでユーロに置き換え。
1999年1月1日:
給与支払い、送金などのオンライン、小切手、為替などの帳簿上の取り引きに限りユーロ導入。この時点では、ユーロ通貨や紙幣は未発行。
1999年1月4日:
ユーロ建て外国為替オペレーション開始。3年間は任意でユーロ、旧通貨双方で価格を表示。
2000年10月26日:
対米ドルで史上最安値1ユーロ=0.8230ドルを記録。
2002年1月1日:
ユーロ紙幣、通貨導入。ユーロ参加国の旧通貨は段階的廃止へ。
2002年6月30日:
ユーロと旧通貨の共存期間終了。この後、一定期間は銀行でのみ旧通貨からユーロへの交換可能。
2002年7月1日:
ユーロが欧州単一通貨に。
2004円12月30日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3666ドルを記録。
2005年11月15日:
1ユーロ=1.1640ドルに下落。
2007年1月1日:
スロベニアがユーロ導入。旧共産圏で初めて。
2007年4月27日:
対米ドルで1ユーロ=1.3682ドル、対円で1ユーロ=162円88銭の史上最高値を更新。
2007年7月9日:
対円で史上最高値1ユーロ=168.51円を記録。
2007年7月10日:
EU財務相理事会で、2008年1月1日のキプロスとマルタのユーロ導入を正式承認。
2007年7月10日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3740ドルを記録。
2007年7月13日:
対米ドル、対円で史上最高値1ユーロ=1.3814ドル、168円95銭を記録。
2007年7月24日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3852ドルを記録。
2007年9月12日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3902ドルを記録。
2007年9月13日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3920ドルを記録。(c)AFP
米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)は次週、短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利を1年以上据え置かれている現在の5.25%から引下げる見通し。米国の景気後退を示す指標や低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)問題を発端とする世界的な信用収縮が背景にある。
1999年1月1日に欧州単一として誕生したユーロ。現在は13か国が採用している。当初からの導入国はオーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペインの12か国。
このほか、2004年に欧州連合(EU)の承認を受けたスロベニアが2007年1月1日、ユーロ圏に加わった。さらに、2008年1月1日にはキプロスとマルタの導入も決定している。
一方、EU加盟国ながらユーロに未参加なのは、英国、デンマーク、スウェーデンなど計14か国。
■ユーロの主な歩み
1998年12月31日:
各国通貨に対するユーロ交換レート発表。欧州通貨単位(European Currency Unit、ECU)が1対1のレートでユーロに置き換え。
1999年1月1日:
給与支払い、送金などのオンライン、小切手、為替などの帳簿上の取り引きに限りユーロ導入。この時点では、ユーロ通貨や紙幣は未発行。
1999年1月4日:
ユーロ建て外国為替オペレーション開始。3年間は任意でユーロ、旧通貨双方で価格を表示。
2000年10月26日:
対米ドルで史上最安値1ユーロ=0.8230ドルを記録。
2002年1月1日:
ユーロ紙幣、通貨導入。ユーロ参加国の旧通貨は段階的廃止へ。
2002年6月30日:
ユーロと旧通貨の共存期間終了。この後、一定期間は銀行でのみ旧通貨からユーロへの交換可能。
2002年7月1日:
ユーロが欧州単一通貨に。
2004円12月30日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3666ドルを記録。
2005年11月15日:
1ユーロ=1.1640ドルに下落。
2007年1月1日:
スロベニアがユーロ導入。旧共産圏で初めて。
2007年4月27日:
対米ドルで1ユーロ=1.3682ドル、対円で1ユーロ=162円88銭の史上最高値を更新。
2007年7月9日:
対円で史上最高値1ユーロ=168.51円を記録。
2007年7月10日:
EU財務相理事会で、2008年1月1日のキプロスとマルタのユーロ導入を正式承認。
2007年7月10日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3740ドルを記録。
2007年7月13日:
対米ドル、対円で史上最高値1ユーロ=1.3814ドル、168円95銭を記録。
2007年7月24日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3852ドルを記録。
2007年9月12日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3902ドルを記録。
2007年9月13日:
対米ドルで史上最高値1ユーロ=1.3920ドルを記録。(c)AFP