【7月26日 AFP】2007年からF1に参戦したスパイカー(Spyker)は26日、日本人ドライバーの山本左近(Sakon Yamamoto)を2007年シーズン残り7戦全てのレースでドライバーとして起用することを発表した。マークス・ヴィンケルホック(Markus Winkelhock)に代わりドライバーに就任する山本は、今後のレースでエイドリアン・スーティル(Adrian Sutil)とペアを組むこととなる。

 現在25歳の山本は、2005年日本GP(Japanese Grand Prix)・フリー走行でスパイカーの前進となるジョーダン(Jordan)のサードドライバーとしてF1デビューを飾った。2006年シーズンの途中からはスーパーアグリ(Super Aguri)のサードドライバーに就任すると、その後はセカンドドライバーとして7戦に参戦。

 会見で山本は、F1への復帰について「私は再びF1のレースに参戦できて大変嬉しく思います。これから私が参戦するトラックは、以前に走ったことがあるのでよく知っています。スパイカーのことは2005年のテストに参加した経緯もあるのでよく知っているし、私自身もチャンスを生かす準備が出来ています」と語り、F1復帰の喜びとこれからのレースにかける意気込みを語った。

 スパイカーは、第10戦・ヨーロッパGP(Europe Grand Prix 2007)が終了した時点でトロ・ロッソ(Toro Rosso)と共にノーポイントとなっている。(c)AFP