【6月22日 AFP】映画監督のウディ・アレン(Woody Allen、71)が、ロサンゼルス・オペラ(Los Angeles Opera)で監督を務めることになった。21日、関係者が明らかにした。

 『アニー・ホール(Annie Hall)』や『マンハッタン(Manhattan)』など、数々のコメディやドラマを手掛けてきたアレン監督のオペラデビューとなる作品は、ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)の、3つの一幕オペラを組み合わせて上演するという三部作(Il Trittico)のうちの一幕。

 ロサンゼルス・オペラのプラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)氏は、監督及び脚本で3つのアカデミー賞(Academy Awards)を獲得したアレン監督のオペラデビューを喜んだ。

 「映画監督のジョン・シュレシンジャー(John Schlesinger)に、コベントガーデン(Covent Garden)で、オペラ『ホフマン物語(The Tales of Hoffmann)』を指揮してもらうなど、これまで多くの映画監督をオペラに誘ってきました」

 「アレン監督にオペラを手掛けてもらうのは、長年の夢でした。ロサンゼルス・オペラのマーク・スターン(Marc Stern)会長とともに、約4年かけてラブコールを贈ってきたのですから」

 三部作の残りの二幕は『エクソシスト(The Exorcist)』や『フレンチ・コネクション(The French Connection)』などで知られる映画監督のウィリアム・フリードキン(William Friedkin)が手掛けるという。(c)AFP