イラク安定化会議、2日目の協議へ - エジプト
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【シャルムエルシェイク/エジプト 4日 AFP】エジプトの保養地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で、イラク情勢の安定化について協議する「イラク安定化会議」が4日、2日目の協議に入った。
■2日目の協議は「復興支援」が中心議題か
イラン、シリア、サウジアラビアなどのイラク近隣諸国に加え、米国、国連(UN)、欧州連合(EU)、主要各国の外相、閣僚らが出席するこの会合では、イラクの治安状況の改善や暴力の停止に向け、一層の協力関係の構築が話し合われている。
匿名を条件に取材に応じた出席者によると、会議の議題は「特にイラクへの地域的支援」に絞られ、「近隣諸国に対し、イラク復興支援参加への圧力を高めるのが狙い」だという。
■米国とシリア、イランの関係にも改善の兆しか
会議初日の3日には、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官と米国が敵対視してきたシリアおよびイラン代表との、会談が行われた。
これまで米国はイランとシリアが、イラク国内のイスラム教スンニ派武装勢力や同シーア派対米強硬派の民兵組織マフディ軍(Mahdi Army)などを支援し、イラクにおける暴力の連鎖を悪化させているとして、両国を繰り返し非難してきた。
しかし、ライス長官とシリア、イラン高官との会談は、両国との直接対話を拒絶し続けてきたブッシュ政権の、政策の変化を物語る画期的な会合となった。
イラク安定化会議は、2003年のイラク戦争開戦以来、4年におよぶイラクの混乱状況の終結に向けた近隣諸国の協力を確認し、4日午後に2日間の日程を終える。
写真はシャルムエルシェイクで4日、2日目を迎えたイラク安定化会議会場。(c)AFP/KHALED DESOUKI
■2日目の協議は「復興支援」が中心議題か
イラン、シリア、サウジアラビアなどのイラク近隣諸国に加え、米国、国連(UN)、欧州連合(EU)、主要各国の外相、閣僚らが出席するこの会合では、イラクの治安状況の改善や暴力の停止に向け、一層の協力関係の構築が話し合われている。
匿名を条件に取材に応じた出席者によると、会議の議題は「特にイラクへの地域的支援」に絞られ、「近隣諸国に対し、イラク復興支援参加への圧力を高めるのが狙い」だという。
■米国とシリア、イランの関係にも改善の兆しか
会議初日の3日には、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官と米国が敵対視してきたシリアおよびイラン代表との、会談が行われた。
これまで米国はイランとシリアが、イラク国内のイスラム教スンニ派武装勢力や同シーア派対米強硬派の民兵組織マフディ軍(Mahdi Army)などを支援し、イラクにおける暴力の連鎖を悪化させているとして、両国を繰り返し非難してきた。
しかし、ライス長官とシリア、イラン高官との会談は、両国との直接対話を拒絶し続けてきたブッシュ政権の、政策の変化を物語る画期的な会合となった。
イラク安定化会議は、2003年のイラク戦争開戦以来、4年におよぶイラクの混乱状況の終結に向けた近隣諸国の協力を確認し、4日午後に2日間の日程を終える。
写真はシャルムエルシェイクで4日、2日目を迎えたイラク安定化会議会場。(c)AFP/KHALED DESOUKI