「資金凍結解除後に、核施設停止」と再び北朝鮮が表明 - 韓国
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【ソウル/韓国 20日 AFP】北朝鮮政府は20日、マカオ(Macau)の銀行、バンコ・デルタ・アジア(Banco Delta Asia、BDA)と、凍結されていた2500万ドル(約29億7000万円)資金の解除に向けた「活発な交渉」を行っており、合意に達し次第、寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設の停止・封印を開始すると発表した。北朝鮮が核施設の停止・封印を約束するのは、今週2回目となる。
北朝鮮の原子力部門の責任者Ri Je-Son氏は20日付で、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長あてに書簡を送った。これはIAEAが17日、北朝鮮に対して査察団の受け入れ再開を要請したことへの返信である。
国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)は、北朝鮮はこの書簡で「現在、問題解決に向け、北朝鮮の銀行とBDAの間で活発に交渉が行われている。北朝鮮は実際に資金凍結が確認され次第、IAEA査察団の受け入れを再開し、その監視の下で寧辺の核施設を停止・封印する準備はできている」と述べた。
朝鮮中央通信は、「北朝鮮が合意を履行する意志には変わりはないが、資金凍結問題が完全に解決していないため、実施に踏み切れないことが問題だ」と報道している。
写真は同日、撮影された平壌(Pyongyang)市内。(C)AFP
北朝鮮の原子力部門の責任者Ri Je-Son氏は20日付で、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長あてに書簡を送った。これはIAEAが17日、北朝鮮に対して査察団の受け入れ再開を要請したことへの返信である。
国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)は、北朝鮮はこの書簡で「現在、問題解決に向け、北朝鮮の銀行とBDAの間で活発に交渉が行われている。北朝鮮は実際に資金凍結が確認され次第、IAEA査察団の受け入れを再開し、その監視の下で寧辺の核施設を停止・封印する準備はできている」と述べた。
朝鮮中央通信は、「北朝鮮が合意を履行する意志には変わりはないが、資金凍結問題が完全に解決していないため、実施に踏み切れないことが問題だ」と報道している。
写真は同日、撮影された平壌(Pyongyang)市内。(C)AFP