【アンカラ/トルコ 15日 AFP】数十万人の国民がアンカラ(Ankara)で14日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が次期大統領選挙に立候補しないよう呼びかけるデモ行進に参加した。

 このデモは「トルコのための集会」と称され、参加者は赤地に白い星と三日月が描かれた国旗や、現在の共和国を築いた故ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領の写真、プラカードなどを掲げながらスローガンを叫び、タンドガン広場(Tandogan Square)のアタチュルク大統領の霊廟(れいびょう)を目指して練り歩いた。

 デモの警備にあたった警察官は1万人以上。また、市内4本の幹線道路は、数キロにわたりデモの参加者で埋め尽くされた。

 警察はデモ参加者数を30万人以上と見ているが、主催者で非政府団体のAssociation of Ataturk Thoughtでは、国内各地のアタチュルク主義者がデモに参加するためバスや列車、飛行機などでアンカラへ集結し、その数は約100万人と発表している。

 写真は同日、アンカラのタンドガン広場にあるアタチュルク大統領の霊廟の前で国旗を掲げる参加者たch。(c)AFP