<イラン核問題>さらなるウラン濃縮拡大を発表、国際社会は非難 - イラン
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【テヘラン/イラン 11日 AFP】イラン政府が10日、ウラン濃縮活動をさらに拡大する方針を示し、欧米諸国からの非難が強まる一方、協議再開へ向けた呼びかけも再度行われた。イラン政府は前日9日、「産業規模」でのウラン濃縮活動開始を宣言したばかり。
ゴラムレザ・アガザデ(Gholamreza Aghazadeh)副大統領(原子力庁長官兼務)は国営イラン通信(IRNA)に対し、イランのウラン濃縮活動について「最終目標はウラン濃縮機5万基の設置」として、ナタンツ(Natanz)核関連施設の3000基を手始めに計画を拡大する考えを提示。米国の警告を無視する形になった。
■イラン政府の姿勢に対する各国のさまざまな反応
ロシア政府の外務省報道官は、「イランの核開発計画に技術的飛躍があったとは認識していない」との声明を発表。ロシアは、南部ブシェール(Bushehr)でイラン国内初の原子力発電所を建設中。
現在の欧州連合(EU)議長国ドイツは、「産業規模」でのウラン濃縮を開始したとのイラン政府の主張は、同活動の完全停止を求める国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議に「直接違反するもの」と非難した。
写真は9日、ナタンツの核関連施設で開催された式典に出席後、車内から撮影に応じるマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領。(c)AFP/ATTA KENARE
ゴラムレザ・アガザデ(Gholamreza Aghazadeh)副大統領(原子力庁長官兼務)は国営イラン通信(IRNA)に対し、イランのウラン濃縮活動について「最終目標はウラン濃縮機5万基の設置」として、ナタンツ(Natanz)核関連施設の3000基を手始めに計画を拡大する考えを提示。米国の警告を無視する形になった。
■イラン政府の姿勢に対する各国のさまざまな反応
ロシア政府の外務省報道官は、「イランの核開発計画に技術的飛躍があったとは認識していない」との声明を発表。ロシアは、南部ブシェール(Bushehr)でイラン国内初の原子力発電所を建設中。
現在の欧州連合(EU)議長国ドイツは、「産業規模」でのウラン濃縮を開始したとのイラン政府の主張は、同活動の完全停止を求める国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議に「直接違反するもの」と非難した。
写真は9日、ナタンツの核関連施設で開催された式典に出席後、車内から撮影に応じるマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領。(c)AFP/ATTA KENARE