欧州委員会が米アップルを独占禁止法違反疑惑で調査へ - ベルギー
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【ブリュッセル/ベルギー 4日 AFP】欧州委員会(European Commission)は3日、オンラインストアの音楽販売価格を巡り米アップル(Apple)を調査対象にする方針を明らかにした。
欧州委員会は、アップルの設定したiTuneの音楽販売価格がダウンロード元の国ごとに異なっていることについて、欧州連合(EU)の独占禁止法に違反していると見ている。
この問題を2年前から指摘していた消費者団体は、欧州委員会の動きを歓迎している。欧州委の意向は異議告知書を通じてアップル側に伝えられた。
欧州委の広報担当者、ジョナサン・トッド(Jonathan Todd)氏によると、EU域内のオンライン購入者がiTuneを通じて購入できるのは、居住国またはクレジットカードを登録した国の音楽のみである上、販売価格が各加盟国ごとに異なっているという。
欧州委員会は、アップルと主要レコード会社との配信契約が音楽販売について「国境単位の制限」を強いる原因だという。
一方、アップル側は声明で疑惑を否定した上で、価格設定については取引先の主要レコード会社からの圧力によるものであると示唆。アップルはEU27加盟国中15か国にオンラインショップを設置している。
写真は、パソコン画面上に映し出されたiTuneのウェブサイト(2006年3月29日撮影)。(c)AFP/JOHN D MCHUGH
欧州委員会は、アップルの設定したiTuneの音楽販売価格がダウンロード元の国ごとに異なっていることについて、欧州連合(EU)の独占禁止法に違反していると見ている。
この問題を2年前から指摘していた消費者団体は、欧州委員会の動きを歓迎している。欧州委の意向は異議告知書を通じてアップル側に伝えられた。
欧州委の広報担当者、ジョナサン・トッド(Jonathan Todd)氏によると、EU域内のオンライン購入者がiTuneを通じて購入できるのは、居住国またはクレジットカードを登録した国の音楽のみである上、販売価格が各加盟国ごとに異なっているという。
欧州委員会は、アップルと主要レコード会社との配信契約が音楽販売について「国境単位の制限」を強いる原因だという。
一方、アップル側は声明で疑惑を否定した上で、価格設定については取引先の主要レコード会社からの圧力によるものであると示唆。アップルはEU27加盟国中15か国にオンラインショップを設置している。
写真は、パソコン画面上に映し出されたiTuneのウェブサイト(2006年3月29日撮影)。(c)AFP/JOHN D MCHUGH