核ミサイルシステム更新計画可決 与党から87人造反も、野党が支持 - 英国
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【ロンドン/英国 14 AFP】英下院は14日、米国製潜水艦発射弾道ミサイル「トライデント(Trident)」のシステム更新計画の是非を問う採決を行い、賛成409、反対161で可決した。与党労働党(Labour Party)から87人の造反者が出るなか、最大与党保守党(Conservative Party)の賛成を得て、かろうじて可決に持ち込んだ。
核ミサイルは英国の安全確保のために不可欠と主張するブレア首相は、2012-14年の間に、ミサイルを搭載する核潜水艦の契約更新の是非を今一度検討することが可能との持論を展開。討議では白熱した論戦が繰り広げられ、さらに2人の閣外相が辞任するなど、与党内は大きく分裂した。採決の延期も提案されたが、賛成95人で否決された。
労働党からの造反としては、2003年3月のイラク戦争開戦をめぐる採決で、ロビン・クック(Robin Cook)元外相を含む138人が反対に回って以来、最大の規模とみられる。
反核活動家らは、今回の採決を「成功」と高く評価している。英非政府組織(NGO)「核軍縮キャンペーン(CND)」のケイト・ハドソン(Kate Hudson)議長は、「平和運動における重要な勝利」だと評した。
反対派の野党自由民主党(Liberal Democratics)のキャンベル(Menzies-Campbell)党首も、採決は政府にとって「屈辱的な結果」だと述べ、「世論は、(計画に)非常に懐疑的だ。政府は採決の結果だけでなく、民意を尊重するほうが賢明だろう」と語った。
今年中の退任をすでに発表しているブレア首相は、党内の指導力を徐々に失いつつあるとみられている。後継には、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)財相が有力視されている。
写真は14日、スコットランド(Scotland)のファスレーン(Faslane)海軍基地で、停泊するトライデント・ミサイルを搭載した潜水艦。(c)AFP/MAURICE MCDONALD
核ミサイルは英国の安全確保のために不可欠と主張するブレア首相は、2012-14年の間に、ミサイルを搭載する核潜水艦の契約更新の是非を今一度検討することが可能との持論を展開。討議では白熱した論戦が繰り広げられ、さらに2人の閣外相が辞任するなど、与党内は大きく分裂した。採決の延期も提案されたが、賛成95人で否決された。
労働党からの造反としては、2003年3月のイラク戦争開戦をめぐる採決で、ロビン・クック(Robin Cook)元外相を含む138人が反対に回って以来、最大の規模とみられる。
反核活動家らは、今回の採決を「成功」と高く評価している。英非政府組織(NGO)「核軍縮キャンペーン(CND)」のケイト・ハドソン(Kate Hudson)議長は、「平和運動における重要な勝利」だと評した。
反対派の野党自由民主党(Liberal Democratics)のキャンベル(Menzies-Campbell)党首も、採決は政府にとって「屈辱的な結果」だと述べ、「世論は、(計画に)非常に懐疑的だ。政府は採決の結果だけでなく、民意を尊重するほうが賢明だろう」と語った。
今年中の退任をすでに発表しているブレア首相は、党内の指導力を徐々に失いつつあるとみられている。後継には、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)財相が有力視されている。
写真は14日、スコットランド(Scotland)のファスレーン(Faslane)海軍基地で、停泊するトライデント・ミサイルを搭載した潜水艦。(c)AFP/MAURICE MCDONALD