【ワシントンD.C./米国 7日 AFP】ルイス・リビー(Lewis Libby)元副大統領首席補佐官の中央情報局(CIA)工作員情報漏えい事件に関する公判で、ワシントン連邦地裁の陪審は6日、同元首席補佐官に有罪の表決を下した。

 リビー被告は5件の容疑で公判中だったが、うち4件については有罪。裁判では、イラク戦争を正当化するためにホワイトハウス(White House)が行ったとされるキャンペーン活動に焦点が当てられていた。1件の司法妨害と、連邦捜査局(FBI)に対するものなどを含む、計3件の偽証罪について有罪となった。

 検察当局はリビー被告に対し司法妨害による10年間を含む禁固30年と、最大120万ドル(約1億4000万円)の罰金刑を求刑していた。

 写真は5日、ワシントンD.C.の連邦地裁を出るリビー被告。(c)AFP/Getty Images/Mark Wilson