【ワシントンD.C./米国 1日 AFP】米共和党の重鎮、ジョン・マケイン(John McCain)上院議員(70)が28日、2008年米大統領選に出馬する意向を示した。

 ゲストとして出演した米CBSテレビの人気ショー「レイト・ショー・ウィズ・デビッド・レターマン(Late Show with David Letterman)」の中で明らかにした。4月に正式な立候補表明を行う。

 以前からマケイン氏の立候補を期待する声は高かったが、今では先に出馬表明し世論調査で高支持率を得ているルドルフ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)前ニューヨーク市長に大きく出遅れた感がある。

 アリゾナ(Arizona)州選出上院議員のマケイン氏は、率直な物言いで共和党の異端児としても知られる。2006年11月の中間選挙で、有権者の現政権のイラク政策への不満を反映したかたちで共和党が民主党に敗北を喫した際も、「追加派兵なしに、イラクでの勝利はあり得ない」との姿勢を崩さなかった。

 マケイン氏は2000年の米大統領選にも出馬したが、共和党の指名争いでジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領に敗れている。

 写真はワシントンD.C.で、上院軍事委員会の公聴会に出席したマケイン氏。(2007年1月23日撮影)(c)AFP/Mandel NGAN