【ローマ/イタリア 20日 AFP】サッカー、イタリア・セリエB・第20節、ユベントス(Juventus)vsバリ(Bari)。ユベントス通算500試合目の出場を果たしたアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)は、後半22分にチーム3点目のゴールを決めてチームの勝利に貢献した。試合は、4-2でユベントスが勝利し2連勝を飾りシーズン14勝目を挙げた。

■自らのゴールで花を添える

 デル・ピエロが通算出場500試合目で自らゴールを決め試合に華を添え勝利を挙げたユベントスは、レッチェ(Lecce)と対戦したナポリ(Napoli)が引き分けたため、勝点2点差をつけ38点でリーグ単独首位に立った。

 試合開始直後の1分にバリにゴールを許し先制されるも、前半34分にはダビド・トレゼゲ(David Trezeguet)が同点ゴールを決め、さらに前半45分にはパベル・ネドベド(Pavel Nedved)がゴールを決め2-1で前半を終えたユベントスは、後半22分にユベントスで14シーズン目を送るデル・ピエロがマルコ・マルキオンニ(Marco Marchionni)からのパスを受け、自身通算204点目となるゴールを決めた。また後半28分にはネドベドが自身2点目となるダメ押しのゴールを決め、ユベントスはバリをさらに突き放し勝利を手にした。後半35分にヴァレリ・ボジノフ(Valeri Bojinov)と交代しピッチを去るデル・ピエロをサポーターはスタンディングオーべーションで迎えた。

 セリエAの八百長疑惑の判決によりユベントスは06-07シーズンを勝点マイナス9からスタートするも、1シーズンでセリエA復帰が濃厚となってきている。

■ユベントス歴代3位の試合出場数

 06-07シーズンからセリエBに降格したユベントスに残った数少ないトップ選手の一人であるデル・ピエロは、552試合に出場したガエタノ・シレア(Gaetano Scirea)氏と528試合に出場したジュゼッペ・フリーノ(Giuseppe Furino)氏に続きユベントス歴代3位となる出場数を誇る。試合前にフリーノ氏は「デル・ピエロの立ち居振る舞いはユベントス精神に値する素晴らしい選手だ。500試合出場という偉業を達成したことは決して驚きはしない。彼の今までの成功は全て賞賛に値するものだ。」とデル・ピエロの500試合出場を祝福した。

 写真は、ACミラン(AC Milan)とのベルルスコーニ杯(Berlusconi trophy)で空中のボールに足を伸ばすデル・ピエロ(2007年1月6日撮影)。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE