【パリ/フランス 15日 AFP】与党「国民運動連合(UMP)」の党大会が14日にパリで開催され、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)内相が4月の大統領選の公認候補に選出された。サルコジ内相は、国民に向けて次のような演説を行い、自身への投票を呼びかけた。

 サルコジ内相(19秒)「献身的なヨーロッパの一市民として、ヨーロッパには境界を設ける必要があると私は言いたい。つまり、ヨーロッパではない国はヨーロッパに加わるべきではない。トルコはEUに加盟すべきではない」

 サルコジ内相(12秒)「私は国民を一致団結させる必要がある。団結さえすれば、何でも可能になり、欲しいものは何でも手に入り、決めたことは何でも実現できることを国民には知ってもらいたい」

サルコジ内相(20秒)「友人である米国に率直に意見を言い、米国が間違っている場合には『ノー』と言えるフランスにしたい。フランスの主体性と価値観に反するものにはいかなるものにも妥協しない国にしなければならない。また、イラク戦争に反対してフランスの尊厳を守ったジャック・シラク(Jacques Chirac)大統領にこの場を借りて敬意を表したい」