【バチカン 12日 AFP】バチカンで11日、ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)が性的嗜好に関わりなく未婚のカップルに法的地位を付与することを検討しているイタリア政府に対し、反対する立場を再度表明した。法王はローマを含むラツィオ(Lazio)州の政治指導者らに対し「(結婚という形態以外の)市民的結合に法的認知を付与することは、結婚に基づく正統的な家族を必然的に弱体化し不安定化するという意味合いにおいて、危険で非生産的な行為と思われる」との認識を示した。面会グループには、左派のウォルター・ベルトローニ(Walter Veltroni)ローマ市長も含まれる。写真は同日、バチカンでベネディクト16世にあいさつするベルトローニ市長(左)。(c)AFP/Pier Paolo Cito