【テヘラン/イラン 8日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師(Ali Khamenei)は8日、国連決議にもかかわらず、核開発の権利を行使すると言明した。

 国営テレビが報じたもので、ハメネイ師は「イラン国民は絶対に(核開発の)権利を放棄しないし、国民からその権利を奪う権利は政府にはない」と語ったもよう。

 2006年12月23日、国連安全保障理事会(UN Security Council)は、ウラン濃縮活動の停止をイランに求めるも失敗に終わったことを受け、同国に初の制裁を発効。ウラン濃縮活動は、核燃料生産手段であると同時に、核爆弾製造手段でもある。これに対しイラン側は、あくまで平和的な目的でウラン濃縮活動を行っており、核兵器開発は考えていないと、強固に主張してきた。

 写真は、首都テヘラン(Tehran)で8日、故ルホラ・ホメイニ(Ruhollah Khomeini)師の肖像画の前に座り演説するハメネイ師。(c)AFP