【9月28日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で27日、州政府職員を乗せたバスに仕掛けられていた強力な爆弾が爆発し、州情報相によると18人の死亡が確認され、44人が負傷した。
 バスは帰宅する職員のために州政府がチャーターしたものだった。ペシャワルを州都とするカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州の警察本部長によると、バスの後部に取り付けられていた遠隔操作爆弾が爆発し、バスは原形をとどめないほど大破した。目撃者によると爆発は非常に激しく、バスの外に投げ出された遺体もあったという。
 ペシャワルの警察署長はAFPの取材に対し、州政府職員を狙った攻撃だったと語った。イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」傘下の一派は近年、ペシャワルで政府職員や治安部隊、一般市民を標的にした攻撃を行っている。22日に日曜の礼拝中のキリスト教会で起きた自爆攻撃では、これまでに82人が死亡している。(c)AFP