【9月21日 AFP】化学兵器禁止条約に基づく国際機関、化学兵器禁止機関(Organisation for the Prohibition of Chemical WeaponsOPCW)は20日、シリア政府が同国保有の化学兵器に関する情報の提供を始めたと発表した。

 オランダ・ハーグ(Hague)に本部を置くOPCWは声明で「シリア政府から化学兵器プログラムの最初の情報を受け取った」と明らかにし、同機関の技術事務局がその詳細を調査中だとした。

 シリア政府は、先月ダマスカス(Damascus)近郊で起きた化学兵器攻撃に対する懲罰的軍事行動を回避するため、米露合意に従い、21日までに化学兵器の詳細を提供するよう求められていた。(c)AFP