シリア政府の秘密部隊、化学兵器分散し「米国の追跡妨害」 米紙
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【9月13日 AFP】シリア政府は、所有する化学兵器を50か所に分散させて米国の追跡を妨害していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、WSJ)が12日報じた。
WSJが米国と中東の当局者の話として伝えたところによると、シリア軍の秘密部隊「ユニット450(Unit 450)」が毒ガスや軍需品を移送する任務に就いており、シリア政府の化学兵器使用疑惑をめぐる米国の軍事介入は困難になる可能性があるという。同紙はまた、この部隊の存在により、シリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案も、実現可能性に疑問符が付くとしている。
WSJによるとユニット450は、つい先週まで数か月間にわたり貯蔵化学兵器の移送を続けてきたとされる。化学兵器はもともとシリア西部の数か所に保管されていたが、約1年前から現在までに20か所余りの大規模な施設に分散されたという。
ユニット450はさらに、国内数十か所に散らばる小規模な施設の利用も始めており、米政府としてはシリアの化学兵器は現在、同国西部・北部・南部の既存施設と、東部に新設された施設など最大50か所に分散されたとみていると、WSJは報じている。(c)AFP
WSJが米国と中東の当局者の話として伝えたところによると、シリア軍の秘密部隊「ユニット450(Unit 450)」が毒ガスや軍需品を移送する任務に就いており、シリア政府の化学兵器使用疑惑をめぐる米国の軍事介入は困難になる可能性があるという。同紙はまた、この部隊の存在により、シリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案も、実現可能性に疑問符が付くとしている。
WSJによるとユニット450は、つい先週まで数か月間にわたり貯蔵化学兵器の移送を続けてきたとされる。化学兵器はもともとシリア西部の数か所に保管されていたが、約1年前から現在までに20か所余りの大規模な施設に分散されたという。
ユニット450はさらに、国内数十か所に散らばる小規模な施設の利用も始めており、米政府としてはシリアの化学兵器は現在、同国西部・北部・南部の既存施設と、東部に新設された施設など最大50か所に分散されたとみていると、WSJは報じている。(c)AFP