米大統領、世界はシリアを罰する「義務がある」 限定的な武力行使を検討
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【8月31日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は30日、世界の大国には、何百人もの女性や子どもたちを毒ガスで死亡させたシリア政府を罰する義務があり、戦争疲れを口実にその義務を逃れることはできない、と述べた。一方で、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に対して軍事行動に出る「最終決定」はまだ行っていないとも述べた。
これに先立ち米政府は、アサド政権が先週ダマスカス(Damascus)近郊で化学兵器を使用し、子ども426人を含む1429人を死亡させたと断定する報告書を公開していた。
オバマ大統領は「女性や子ども、そして無実の市民たちに対して、恐るべき規模でガス攻撃が行われるような世界を、われわれは認めることはできない」と述べ、今回の攻撃は米国の「国家安全保障の利益」を脅かすものとした。 また、「世界には化学兵器の使用に対する基準を維持する義務がある」と述べ、国連安全保障理事会(UN Security Council)の「行動力の欠如」を批判した。
オバマ大統領は、米政府と軍は「広範囲の選択肢」を検討しているが、地上戦や「長期的軍事行動」は排除しており、「限定的で狭い範囲の行動の可能性を検討している」と述べた。(c)AFP/Stephen COLLINSON
これに先立ち米政府は、アサド政権が先週ダマスカス(Damascus)近郊で化学兵器を使用し、子ども426人を含む1429人を死亡させたと断定する報告書を公開していた。
オバマ大統領は「女性や子ども、そして無実の市民たちに対して、恐るべき規模でガス攻撃が行われるような世界を、われわれは認めることはできない」と述べ、今回の攻撃は米国の「国家安全保障の利益」を脅かすものとした。 また、「世界には化学兵器の使用に対する基準を維持する義務がある」と述べ、国連安全保障理事会(UN Security Council)の「行動力の欠如」を批判した。
オバマ大統領は、米政府と軍は「広範囲の選択肢」を検討しているが、地上戦や「長期的軍事行動」は排除しており、「限定的で狭い範囲の行動の可能性を検討している」と述べた。(c)AFP/Stephen COLLINSON