暴力相次ぐイラク、28日の死者68人に 宗派対立再燃の懸念
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【8月29日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)市内とその近郊で28日にイスラム教シーア派教徒が多い地区を中心に10か所以上で爆弾が爆発した事件で死亡が確認された人は、これまでに64人に上った。さらに北部のキルクーク(Kirkuk)とモスル(Mosul)の2都市でも4人が死亡し、この日にイラク全土で起きた暴力事件による死者は68人、負傷者は200人以上になった。
最も多くの死者を出したのはバグダッドとその周辺地域で起きた事件で、朝のラッシュアワーに同時多発攻撃とみられる自動車爆弾攻撃や自爆攻撃が相次いで発生した。ある地域では、怒った住民たちが犯人と疑われる人物を殺害し、遺体を焼いた。
イラクではこのところ暴力事件が急増し、今年に入ってから3700人以上が死亡していることから、2006~07年に多数の死者を出した全面的な宗教対立が再燃しつつあるのではないかと懸念されている。(c)AFP/Al-Nasir Bellah
最も多くの死者を出したのはバグダッドとその周辺地域で起きた事件で、朝のラッシュアワーに同時多発攻撃とみられる自動車爆弾攻撃や自爆攻撃が相次いで発生した。ある地域では、怒った住民たちが犯人と疑われる人物を殺害し、遺体を焼いた。
イラクではこのところ暴力事件が急増し、今年に入ってから3700人以上が死亡していることから、2006~07年に多数の死者を出した全面的な宗教対立が再燃しつつあるのではないかと懸念されている。(c)AFP/Al-Nasir Bellah