【8月1日 AFP】内戦で化学兵器が使用されたという情報があるシリア国内の3か所に来週にも、国連(UN)の調査団が派遣されることになった。国連の報道官が7月31日、明らかにした。

 国連は今年3月に化学兵器が使用されたという報告を受けて調査を呼びかけていたが、シリア政府は調査団の立ち入りを拒否していた。しかし先週シリアの首都ダマスカス(Damascus)に入った国連使節との間で合意に達したことを受けて、調査団の受け入れが発表された。

 国連はシリア内戦で化学兵器を使用した攻撃が13例報告されているとしている。調査団の派遣は、2年4か月におよぶシリア内戦の最も恐ろしい側面の1つである化学兵器使用について、状況の打開にむけた大きな動きだとみられている。(c)AFP