【7月29日 AFP】解任されたエジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の支持者らは28日、抗議活動を継続する姿勢を改めて示した。

 前日の27日にはカイロ(Cairo)で座り込みを続けていたデモ隊が警官隊と衝突し、少なくとも72人が死亡した。散発的な衝突は28日朝まで続き、さらに2人が死亡したという。27日の警官隊による武力制圧は国内外から非難され、エジプト軍を支持する米政府も苦言を呈した。

 警官隊との衝突後もカイロのデモ隊の数は減らず、いまだ数千人が残っている。モルシ氏の支持母体であるイスラム主義組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」の広報担当者は、多くの死者が出たことにデモ隊は憤っており、「反抗」を続ける決意を強くしたとAFPに語った。(c)AFP/Sara Hussein