【7月20日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)北方の町で19日、多くの人が集まっていたイスラム教スンニ派モスク(礼拝所)の中で自爆攻撃があり、20人が死亡した。警察が発表した。

 警視監によると、イマーム(宗教指導者)が金曜日の礼拝のためにモスクに入った後、自爆犯が爆弾を爆発させた。死者数は医師により確認された。爆発ではまた、40人が負傷した。

 現場に近いバクバ(Baquba)市の周辺は、爆弾攻撃に頻繁にさらされており、16日には同市の北東にあるムクダディヤ(Muqdadiyah)市のスンニ派モスクを出る信者らを狙った爆弾攻撃により4人が死亡、15人が負傷している。

 イラクではここ数か月、スンニ派とシーア派の両宗派のモスクへの襲撃が相次いでおり、過去数年間で数万人もの死者を出した全面的な宗派間紛争の復活の恐れが高まっている。(c)AFP/Mustafa al-Tuwaijri