【7月12日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年に、現在のボスニア東部スレブレニツァ(Srebrenica)でイスラム系の男性と少年およそ8000人がセルビア人武装勢力に殺害されたスレブレニツァ虐殺事件から、11日で18年を迎えた。

 スレブレニツァ近郊ポトチャリ(Potocari)の記念墓地では、昨年遺骨が発見されたうち新たに身元が判明した409人の犠牲者の埋葬式典が行われ、1万5000人を超える人々が参列して祈りを捧げた。今回埋葬された犠牲者には、14~18歳の少年44人と女性2人のほか、セルビア人から逃げてきたイスラム系女性がポトチャリの国連軍基地で出産し、直後に死亡した新生児の女児も含まれている。この女児の遺体は、虐殺で犠牲となった父親の墓の隣に埋葬された。(c)AFP/Rusmir Smajilhodzic