【6月24日 AFP】ソマリアおよびエチオピアとの国境に近いケニアの北東部の国内避難民(IDP)キャンプで23日、手りゅう弾による攻撃があり、少なくとも10人が死亡した。警察当局が発表した。

 マンデラ(Mandera)郡の警官によると、死亡したのは最近の暴力抗争を逃れて国内避難民キャンプに滞在していた人たちだった。この地域では、ガッレ(Garre)とデゴディア(Degodia)の2氏族が数か月にわたり抗争を続けており、その争いは隣のワジール(Wajir)郡にも広がっている。

 攻撃は同地域の族長たちが両氏族の和解に向けて、首都ナイロビ(Nairobi)で国民団結および融合委員会(National Cohesion and Integration Commission)の委員たちと協議していた時に起きた。警察は氏族間抗争による攻撃だったのか捜査している。

 2日前の21日にはガッレ・デゴディア氏族間の抗争に関連した2件の暴力事件が起き、マンデラ郡で4人、ワジール郡で5人の計9人が死亡した。警察は氏族間の報復攻撃だったとしている。(c)AFP