【6月17日 AFP】欧州の軍事大手3社は16日、共同声明を発表し、欧州の各国政府に対し無人攻撃機の共同開発プログラムを立ち上げることを要請した。欧州諸国は現在、無人機の供給を、米国またはイスラエルからの輸入に頼っている。

 共同開発プログラムの発足を求めたのは、フランスの航空機メーカー、ダッソー・アビアシオン(Dassault Aviation)、欧州航空防衛宇宙会社(European Aeronautic Defence and Space CompanyEADS)、イタリアの航空防衛機器大手フィンメカニカ(Finmeccanica)の3社。声明では、共同開発は「欧州の軍事需要を支えることができると同時に、研究開発費用を共同出資することで、予算の負担を軽減できる」と主張している。

 現在、世界で無人機を製造しているのは、イスラエルとその同盟国である米国のみ。この2国で製造された無人機は、アフガニスタンやマリでの軍事作戦で使われてきた。(c)AFP